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2010年8月27日 (金)

激動の半年-3 業務提携

 この半年の変わった出来事といえば、某上場企業さんから我がエンターオンとの業務提携の打診を受けたこともその一つでしょう。

 エンターオンの言うならばお兄さんに当たる、株式会社エランドというやはりIT系の会社が埼玉にあります。かつては埼玉県内の官公庁へのシステム販売が中心であったのですが、その傍ら3年前から自らネット通販を立ち上げました。当初数カ月は月商3万ぐらいでしたが最近は2千万を超える時もあるとのこと。本業が一般個人やデパート、スーパーをお得意先とする物販業者あるいは商社といった業態ではなく、ソフト作成やネット構築が主体のIT企業が始めたネット通販としては注目に値すると言う訳で、雑誌にも取り上げられたりしていました。恐らくはその辺がやはりIT本業で新機軸を模索しておられた某企業さんのお目に止まったのかも知れません。
  IT企業といえば時代の先端をいく花形産業の様に今でも思われがちですが、それは10年以上前のいわゆるITバブルの頃の話です。当時は確かに世間でもてはやされ、融資や投資の面でも優遇されたりしたものですが、現在は逆のケースさえ有ります。

  IT企業はこの世に出現して歴史の浅い、産業界ではよちよち歩きの業種です。重厚長大の老舗企業さん等とは比較になりません。NECや富士通等の大手メーカーを除けば、業界全企業を合算しても、トヨタやホンダといった従来型主力企業の一社分か二社分のGDPにしかならないだろうと思われます。つまり多くのIT企業はいわゆる資産や内部留保が薄い中小企業というのが現状です。

 大企業と中小企業の区別は、一般的には資本金や従業員数等々を基準になされますが、それは体裁の問題で有り、本当の所は、違いは別に有ると思うのです。それはずばり"耐久力"です。急激な風向きや風力の変化にどれほど耐えられるか の問題です。
 従来産業の大手さんが色々言われながらもそこそこ維持されているのは、この風の変化にある程度は耐えられる基礎体力=資産や人脈がお有りになるからでしょう(時には刑事事件で摘発されてさえも担当役員の辞任や解雇で物事が済んでしまう"力")。 我々にはそれが無いか、あってもたかが知れているのです。

 ですから今、IT企業の倒産が激増しています。10年前の7~8倍のペースで破綻に追い込まれているという統計もあります。
 利用者独自の通信環境内に構築されるクライアントサーバシステムから、ネット上のサーバシステムとブラウザ以外の業務ソフトが不要なクライアントで構成されるクラウドコンピューティングへのトレンドの変化にどこまで対応仕切れるか、零細IT企業としては文字通りの正念場を迎えています。

 ちなみに件の大手IT企業さんは、さすがにある程度ゆったりされており、我々零細企業、とはどうも呼吸が合わない様です。

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