埼玉のナイチンゲールの死去、またまた激動の秋
前回の投稿からもう2カ月近くが立っています。我ながら持続力の無さにあきれます。そしてこの間も”激動”は止まりません。
<訃報1> このブログでも何回か話題にさせて頂いた埼玉県看護協会の育ての親で世界でも数少ないナイチンゲール賞受賞者である新井サダ先生が去る10月5日急逝されました。埼玉のみならず日本全体の医療、看護の歴史にも大きく影響を与えた方でした。
昨年末当社エンターオン社長の島田が一年余りをかけて先生の伝記を完成させたばかりでした。そして錚々たるメンバーによる盛大な出版記念と米寿祝いがもようされたのが一月のことです。何とその同じ年の秋に、同じ方の葬儀に参列することになろうとは夢にも思いませんでした。
今年の5月、私達出版関係者やら先生のごくお親しい方を招かれて、伊香保で慰労会を開いてくださいました。帰りには、それがとても楽しかったのでこれから年に何回か集まりましょう 等とおっしゃっていたのが昨日の事のように思い出されます。
実は今年春、伝記で初めて新井先生を知ったあるテレビ関係者から、先生を題材にしたドキュメンタリードラマを制作したいとの申し出が有りました。今年はちょうどナイチンゲール没後100年でもあり、埼玉のナイチンゲールを取り上げるのには最良のタイミングとかで、この秋には詳細が決まるとのことでした。ご本人亡き後、どういうことになるのか分かりませんが、残念でなりません。
まだまだ色々とご指導を仰ぎたかった方だけに胸にポッカリと穴が空いたような気がしています。しばらく思い出すままに先生の思い出を綴らせて頂きます。
心よりご冥福を祈ります。
<訃報2>新井先生の訃報よりやや早く、当社島田社長の母逝去の報に接していました。社長の母という立場から、当社の若い社員達も随分お世話になっていました。10人兄弟の二番目ということで下の方達のお世話を随分とこまめになさっていた様子が、ご親族の弔辞から感じられました。幾つになっても肉親との別れは辛いものです。ご冥福を祈ります。
また、上田埼玉県知事や岡田元外務大臣他、数々のメーカー等お取引先様から、弔電や御供物を頂戴いたしました。この場を借り心よりお礼申し上げます。
<都議会議員と県議会議員様からのお問い合わせ> この一カ月にあったちょっと変わったことといえば、東京都議会と埼玉県議会のある先生方から、お電話を頂きました。内容は共に都、あるいは県の入札の有り様についてのご質問でした。多少角度は異なりましたが、趣旨は我々零細企業が、入札で不利な扱いを受けることは無いか という内容でした。
未曾有の経済不況下、民需の停滞から官公庁の入札への参加者は急増しています。業務の質を守ろうとされればある程度実績を重視したい、されどそれが過ぎれば新規参入の妨害既得権益の保持ということにもなりかねない 二律背反の状況で行政の方達も心労は絶えない事とお察しいたします。
先生方も一部の業者に偏らないよう、幅広く調査をされていらっしゃるものと思います。むずかしい要素の多い分野ですが、より良い在り方が見つかることを大いに期待します。
近隣の公園などを見ていると、樹木の紅葉より早く落葉が進行しているように感じます。これも今年の夏の酷暑の影響なのでしょうか。明日からいよいよ11月です。どこまで円高が進むのか、不透明な年末が近づいて来ています。
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